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尿酸とは?適正な尿酸値の数値も把握しましょう

「尿酸値が高くて・・・」
「また痛風になっちゃうぞ・・・」

 

なんて会話、健康診断の季節にはよく聞きますよね。

 

尿酸とはプリン体を分解した時に出てくる物質で、主に肝臓で生成されます。

 

ただ、一部や腎臓でも尿酸が生成されるので、血圧と尿酸値の関係のページでお伝えしたとおり、尿酸値は実は腎臓にもダメージを与える数値にもなるんですね。

 

1日に産生される尿酸とその排泄量(尿や便)はどちらも700mgなので、体内に残る尿酸量は1200mgが一般的です。

 

しかし、先ほどのページにもある通り、血圧が上がり排泄が減ってしまったり、排泄を上回る量の尿酸が産生されてしまうと、結果的に1200mgよりも多く体の中に尿酸が溜まってしまいます。

 

「尿酸プール」と言われ、このプールから水(=尿酸)が溢れてしまう状態が「高尿酸血症」、痛風の原因となってしまうんですね。

 

適正な尿酸値はどう測るの?

 

1デシリットルあたりの尿酸量が尿酸値です。

 

溶解限界とされているのが7.0mg、これを上回ると痛風になるだけでなく、食事のコントロールだけでは中々尿酸値を下げられない状況に陥ります。

 

長期的な投薬治療が必要になってしまうのに、健康診断には尿酸値の項目が無いことがほとんど。

 

仮に健康診断がギリギリ適正値であったとしても、尿酸値には異常がすでに出ているなんてケースもあります。

 

数値だけでなく、客観的に問題ないと思えるような食生活改善に励みましょう。

 

参考にした文献

3)高血圧と高尿酸血症

高血圧と高尿酸血との関連はかなり以前から指摘されています。高血圧の方の20?40%で尿酸値が高く、痛風の方の約30%の方で血圧が高いと言われています。
高血圧になると腎臓の血流量が減少し腎臓内に乳酸が増えると、尿酸を尿に排泄する機能が低下し尿酸値が上がると考えられています。
引用元:株式会社三和科学研究所『激痛!痛風を予防する』
URL:https://www.skk-net.com/health/illness/01/index02.html

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